エビデンス
カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究で発表されている約6年前の資料によると、エネルギーワーク・ヒーリングの研究は、古くから東洋と西洋の文化で実践されてきた非侵襲(生体を傷つけない身体に負担を与えない)的な療で、ヒーラーがクライアントの生体システムを取り巻く相互作用するエネルギーと情報のフィールドに働きかけ、治癒反応を促進することを目的としているものと報告されています。
普及状況
エネルギーワーク・ヒーリングの浸透性については以下が参照になります:
1. 利用者数:2012年の米国全国健康インタビュー調査によると、370万人以上の米国成人が過去にエネルギーヒーリングセラピーのヒーラーに会ったことがあり、160万人以上が過去12ヶ月間に少なくとも1回利用している
2. 医療従事者の研修:各種エネルギーワーク・ヒーリング療法の研修が医療従事者の間でますます普及している。
3. 臨床現場での提供:一部の病院を含む限られた臨床現場で患者にこれらの療法が提供されている。
4. 看護分野での認知:エネルギーワーク・ヒーリング療法は、看護介入分類コードで認められており、一部の州では看護業務の範囲内とされている。
エビデンスの現状
エネルギーワーク・ヒーリング療法の有効性に関する実証的研究はまだ初期段階にあるが、いくつかの臨床試験やシステマティックレビューが行われている。これらの研究は、様々な臨床症状に対するエネルギーワーク・ヒーリングの効果を評価している。
しかし、エネルギーワーク・ヒーリング療法のメカニズムに関する理解が限られていることが、従来の臨床ケアへの広範な導入の課題となっている。
今後の展望
エネルギーワーク・ヒーリング療法の研究には、実践者ベース、成果ベース、研究設計に関する特定の方法論的課題があります。これらの課題に対処し、エビデンスベースを強化するために、研究者たちは新たなアプローチを検討している。
エネルギーワーク・ヒーリング療法の浸透性と臨床的有効性に関するエビデンスは蓄積されつつあるが、さらなる研究が必要です。保険適用範囲の拡大や、より多くの臨床現場での導入に向けて、より強固なエビデンスベースの構築が求められています。
ということは、UCSDでは少ないがエビデンスがあるということです。当時の米国人口が約3.207億人ですので例えるならば、ロサンゼルス市民のほぼ全員が何らかのエネルギーワーク・ヒーリングを受けたことになります。日本に換算すると千葉民の約150万人弱が受けたことになります。
日本はアメリカの5~20年遅れているといわれているので、エネルギーワーク・ヒーリングが広く認知されるのは2020年以降2035年までには・・・ですかね。時間がもったいないですね。
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